2008/02/10 T-GameIn足利コンベンション参加レポート

2008/02/10 T-GameIn足利コンベンション参加レポート

対外遠征参加レポート 〜T-Game編〜
【場所】
栃木県足利市 足利市民プラザ


【同行者】(敬称略)
ANKO
Bishop


【Myプレイ卓】
深淵第二版(薫GM)
ANKO・カナン・あーくうぃざーど・Bishop(4名)


ぢつは、私には苦手意識を持っているシステムが幾つかあります。


そういったシステムはだいたい「ある種の先入観」も手伝ってか未プレイのままというのも多く、
自分の中では「初プレイするときは、このGMで」という「決め」を密かに持っています。


今回参加した卓もそんなANKO的「特定システム=特定GM」の一つであり、
長年自分に課してきた宿題でもありました。
「薫GM」の「深淵」です。
面子もBishopさん、カナンさん、あーくうぃざーどさんという
これ以上望んだら、バチがあたるくらいの豪華ラインナップでした。


シナリオ:「誓いの言葉と不和の影」


キャラチョイスもGM指定のテンプレートからの選択だった訳ですが、面子が面子なこともあり
馴れぬシステム・不安なシステムにもかかわらずあまり経験のないキャラをチョイス。
PC番号の若いキャラ・・・PC1とかPC2とか。
そして女性。
しかもテンプレートが「貴婦人」。
「姉御肌キャラ」とか「女親分なキャラ」は得意なのですが、「楚々としたご令嬢」は私のストックにはあまりいません。
そんなキャラをプレイしてみました。


PC1:カナン (テンプレート:漂泊の若き騎士)
PC名:カル
PC2とは恋仲であり「誓いの言葉」を交わし5年の歳月に渡り漂泊の旅に出る。
だが、魔族の手によってその誓いの言葉を忘却してしまった「うっかりさん」



PC2:ANKO (テンプレート:貴婦人)
※出し切れなった設定も含めて。

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PC名:リルカーラ・ブランシュタイン(愛称:カーラ)
年齢:25才
性別:女性

比較的肥沃な土地を任された地方領主・ブランシュタイン家の長子。
「王者の相」を持ち、いつの日か王となる資質を持つが故に魔族から狙われる運命を背負う。
ブランシュダイン家には直系男子が生まれなかったため若くして国政に携わっており、男性以上の政治手腕を持つに至る。

しかし若くして政治・権力の世界を垣間見た彼女は「人の浅ましさ・醜さ」というものを嫌というほど見ており、
いつか自分の手で世間の常識・慣習を変えてみせたいと考えてる。


基本的には自己の理想のため「強くありたい」と考えている女性。
「強い女性」である反面、心の拠り所を求めており5年前に旅立った恋人のカル(PC1)の帰参を心待ちにしている。


基本的な思想スタイルは2つ。
「全ては私を慕ってくれる民のために」
「光と影は表裏一体、其は永久(とわ)に共に」

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PC3:あーくうぃざーど (テンプレート:デュラハン党の暗殺者)
PC名:レーリア
PC2の双子の妹。「双子」は忌み子されるため、生まれてすぐに捨てられた経緯を持つ。
「光と影は分けねばならぬ」という教義をもつデュラハン党の暗殺団に属しており、光の世界で暮らす姉を恨む。


PC4:Bishop (テンプレート:翼人の魔術師)
PC名:アレン(仮名)
魔族を信奉する魔術師。
信奉対象である魔族に隷属し、その復活を目論む。



さて私は今回のシナリオ、展開の中盤に差し掛かるまで自分のキャラの立ち位置が
FEARゲー的「PC2枠」だとずっと思いこんでいました。所謂ヒロイン枠だと。
現にGMのハンドアウトにも「PC2」と書いてありましたし。
しかし途中で気づきました。
いあ、途中まで気づかなかったというべきか。


PC2と恋仲のPC1。
PC2と生き別れの双子の妹PC3。
PC2を生贄に魔族復活を目論むPC4。
・・・。
あれ?話しの中心人物ってPC2じゃん。


まぁ、PC3の中の人があ〜ちゃんで、
PC4の中の人がBishopさんで、
どっちも矛先向ける先がPC1(カナンさん)でも・PC2(私)でも(PC4に至っては誰でも)OK、
という時点で気づくべきだったか・・・。苦笑


シナリオの内容については薫さん自作のシナリオなので、
またどこかで披露されることもあると思いますので割愛です。
(システムの性質上、同じ展開にはならないとは思いますが・・・笑)
ですが、すげぇ良いシナリオです。



で、良いセッションに参加すると「こうしとけば良かった」という思いで
数日は自責と後悔にまみれた「幸せ」に浸れます。
今回もかなりそんな感じ。


「PCの説得」は難しいねぇ。
まだまだ功夫が足りませぬ。



【後日談】
このシナリオをプレイした後、かなり後日までBishopさんと「振り返り」をしました。
そのときに言われたのが「今回のカーラはガンダムシードラクス・クラインだと思った」という感想。


なるほど。
一人称(わたくし)と語尾(〜でしてよ)に関する「口調の統一」。
そして「強い意志と気持ちを持つこと」。
この辺をキャラ立てするに当たり、一番気を使っていた部分でした。
言われて気づきましたが確かにこの娘、ラクスだわ。


これでPC1とラブラブやってれば完璧なラクスだったね、というのがBishopさんとの結論。(笑


本当はそうしたかったのですが、「姉妹の和解」に時間を取られてしまい出来なかったのが本当のところ。
まぁ、それをやっていたら私の目指したハッピーエンドにはたぶんならなかったでしょう。

ただ、「ラクス」系女性キャラの引き出しが出来たのは喜ばしい限り。<24614>