2005/11/05 ボードゲームキングダム定例会参加レポート

対外遠征参加レポート 〜BGK定例会編〜
【同行者】(敬称略)
やすとし
ANKO
福(現地合流)


【著者の独断・コンベンション概略】
第二回となりました、オフィス新大陸主催・エンターブレイン協賛の
ボードゲームキングダム(以下BGK)定例会」です。
今回は定例会の元々の主旨の一つである「新作ゲームの発信と販売」がようやく体言化。
すなわちエッセンSpielの新作がいち早く遊べて且つ気に入ったら購入することが出来る、というもの。
難点は新大陸訳は時たま間違ってたりする事なんだが・・・、まぁそれは置いておこう。(汗
我々れいんぼうには米出氏という強い味方もいることだし。(何ヲするつもりだ?笑)


で、今回用意されていたゲームは以下。
割りとカードゲームが多かったですね。
大箱はアンコールとピュンクト、カルカソンヌ(は大箱か?)。
小箱でアークとヘキサゴといった具合で残りはカードゲームです。
・アンコール
・ピュンクト
カルカソンヌ〜新しい大陸〜
・アーク
・ヘキサゴ
・タタタ
・エレメンタルズ
・ロタンド
・バタブーム


個人的には以下をプレイ。
・アーク
 「原始スープ」などで有名なDoris&Frankというメーカーから久々に出た新作。
 個人的には最も注目していた作品の一つです。
 初めて現物見て小箱サイズなのにビックリしました。
 (サンファンクラスのプチカードゲームを思い描いていただけると良いかも)
 「箱船」などと邦題が付いているようで、「ノアの箱船」をモチーフにした作品。
 肉食・草食とか重量とか性格などが割り振られた動物たちを如何に効率良く船に載せて
 点数を獲得するかといった感じのゲーム。
 なかなか場(箱船)と手札を出す条件かみ合わないのと点数獲得が一筋縄ではない具合が面白いゲームです。
 敢えて難点を言うなら「得点表&マーカー」が欲しいなぁと思った所存。
 カルカソンヌ辺りで代用すると良いかも・・・。


・タタタ
 戦闘機のレースゲームをモチーフにしたガードゲーム。イタリアのゲームメーカーの作品だそうです。
 「ニワトリのしっぽ」のようなグルリと一周するようにカードを並べて規定周回したプレイヤーが勝ちといったルール。
 タイトルの「タタタ」を機銃を撃つ擬音だそうで、当然攻撃要素とかアクシデントとかが
 「チキチキマシン猛レース」並みに入っています。
 ルールに割りと自由度が高い為、ハウスルールの盛り込むスキが多い作品だなぁと思いました。
 事実、新大陸ルールなるものを現地で作者に了承を得て、日本語ルールには載せる予定なんだそうです。(笑
 ゲーム展開にもう少しスピーディさがあると良いなぁと思った。(まぁ調整は簡単なんだが、苦笑)


・ロタンド
 「フィッガー家の人々」を作ったメーカーが出したカードゲームで、新大陸邦題では「ロタンドコレクター」。
 タイトルの「ロタンド」とはラテン語だかの「丸いもの」を表す言葉から作った造語だそうです。
 手札と山札から引いた場札を組合せて役を作って場に晒して点数を重ねていくゲーム。
 ルールが簡単でプレイ時間が比較的短く、運要素があるので初心者を引き込みやすいと
 れいんぼう的には原価償却価値が非常に高いゲームだと思いました。


・ヘキサゴ
 六角形のタイルに六分割の色分けとダイスがそれぞれ描かれて、それを場にあるタイルと組み合わせて
 点数を取っていくゲーム。
 パズル的要素が高いのと巡り次第で逆転要素も非常に高いのが特徴のゲームです。
 定例会の中では終日を通して得点を争うミニイベントが企画されており、
 最終戦でサークル「万有引力」のばんゆうさんが最高点を叩き出して優勝していました。
 個人的にはパズルゲームが苦手な部類ですが、私以上にやすとし氏が何度やっても凹んでいました。(苦笑


一度ここで第一部が締め。
ここから先が第二部でまだ未訳ゲームなどが遊べたり、物販がされたりしました。
・物販
 やはり個人的注目度ナンバーワンのアークを購入。
 メビウスの訳待ちも考えたのですが、辛抱堪りませんでした。(笑
 それとロタンドを購入。値段も\1500なのでかなりコストパフォーマンスも良さそうです。


・未訳ゲームプレイ
 アミーゴ版オルトレマーレをプレイ。
 MindTheMoveというイタリアの会社から出て非常に面白かった作品です。
 小さい会社だったのでコンポーネントに難がありましたが、
 今回はドイツでも最大手のアミーゴからリメイクされて発売。
 一番の気がかりはやはりコンポーネントの変化でした。
 私が感じた元版からの違いは以下。
 ・ボードが当然大きめの版のものに(ボンペイクラスくらいの大きさの二つ折りです)
 ・コマが紙製で3D感のある船コマに
 ・交渉の際に貰える名声ポイントは「名声チップ」に(厚手の紙製)
 ・港チップも大きめの紙製のものに(シール貼るとかでは無くなったのは嬉しいかも)
 ・交易品のアイコン(麦とか銀とか)が刷新。種類とか積み込み数とかのバランスが調整されています。
 ・中間決裁が存在。ゲーム中に一度名声ポイントの精算が入りますが、その際に積荷の中間決算も同時に発生します。
  これによって後半の資金が得られるのとトップが明確になるので展開がよりスリリングに。
 最終的には時間切れで途中でタイムアップとなったのですが、良い感じにリメイクされていると思いました。


【総括】
・二回目の開催でしたが、非常に満足のいく例会だったと思います。
 「新作が遊べる」&「購入出来る」という企業イベント最大の強みを前面に押し出したイベントでした。
 月一回の定例化継続が今後の課題でしょう。


・この後、現地で合流した福氏と東京駅へ戻り八重洲地下街で晩飯を食って帰還。
 福氏は高崎線・我々は宇都宮線です。
 面倒臭いのでやすとし氏と在来グリーン車で。いあ〜、上野から帰るならやっぱグリーン車だね。
 土日祝は事前購入で750円で乗れるし。(笑


追記・感想等求む。<9406>